なぜ「まちかど」なのか?〜チーム名の由来(その2)

2005年4月1日

ずいぶん間があきましたが、「まちかど」というチーム名の由来の続きです。

実を言うと、私はいつ、どこでメキシコの少年のストリートサッカーを見たのか、特定できないのです。ワールドカップの試合の合間であることは確かなのですが、どこだったかは今、わからない。というより、メキシコ中どこでもやってそうなので、特定する気持ちがないのです。

試合の合間がひまなので、観光でもということで、一番安いツアーバスにのってメキシコシティー郊外にでかけました。ピラミッドの遺跡、郊外の町の市場、古い銀山ときて、帰り道に、そんなに大きくない町の立派な教会(大きいカテドラルでした)の前に止まりました。ツアーの連中(日本人はわれわれ2人だけ)はその大聖堂見学に行ったと思います。

大聖堂の前は、石畳がひろがり、当然左右にも石畳があります。ちょうど静岡市役所(葵区役所?)の周りを広くした感じ、といったらいいでしょうか。大聖堂の右側の石畳を見ると、やってたんです、その石畳の上でサッカーを。私たちは、教会にはいらず、サッカーをやってるほうへ歩く。時間は多分午後4時ごろ。

やってた連中は、小学生高学年から中学生ぐらい、全員私服、ボールは1ヶ、ゴールは脱いだシャツ(合計4枚)。現在もメキシコといえば、ショートパスでつなぐサッカーですが、当時も同じ。そのナショナルチームそっくりのサッカーを14〜5人でやってる。何人かのヘアースタイルはその当時のメキシコのストライカーであったサンチェスという選手そっくり。保護者、コーチなんかいないです。観客は2人の日本人だけ。そのくせ、技術程度は多分「静岡市選抜」より上。

私たち2人が見ていると、めずらしいのか寄ってきて、私たちがはいていたアディダス(プーマだったかも?)のシューズを指さして、何か言ってる。見ると、彼らの靴は普通のズック靴やノーブランドのスポーツシューズ(現在はもう違うと思うけど。)その内、いっしょにやろう、とさそってるのがわかる。年齢が高校1年の教え子は童顔でそんなに大きくないので、彼らの年齢ぐらいに見える。

で、ゲームに入れてもらった(私はいれてくれない。)そうしたら、教え子がよせばいいのに、はいった途端一番うまい選手の「また」をぬいちゃった。アア〜。。
それ以降、「メキシコ伝統」の華麗なショートパスサッカーは崩壊、全員が相手のマタヌキをねらう。。。。

こんな経験から「まちかど」というチーム名が浮かんできました。なんでそんな(貧弱な)名前なの?と思う方も、当然いらっしゃると思うので、説明メモ程度ですが、書いておきます。